キャッシュ&キャリーを一言で表現するならば、業務筋向けのスーパー。本来、飲食業を営むプロの顧客をターゲットにしているが、その豊富な品揃えと価格の安さから一般客も利用している。オカフーズでは、すでに4年前から大手キャッシュ&キャリーに商品を展開中だ。
キャッシュ&キャリーが特に重要視しているのが他店との差別化。例えば、他店と同じブランドの商品を置いても一般のスーパーと同じように価格競争になってしまう。そこで、ファン層を獲得するために、その店舗ならではの魅力的なオリジナル商品を開発することが求められるのだ。

オカフーズでは差別化の一つとして、知識と情報をフルに活用し、地域のイメージと顧客のニーズに応えた商品を開発して積極的に提案。店舗の差別化に貢献しているのだ。例えば、顧客から漬魚に関する商品開発を相談された場合でも“中国の工場で切ったものを三陸の工場で特別な味付けで加工すればコストを抑えて、しかも付加価値が出る”という提案がオカフーズなら可能だ。他社では、決して真似のできないこうした提案を繰り返した結果、現在、約15アイテムの商品を納品するまでに至った。オカフーズが顧客の信頼を得ている最大の理由。それは、知識と情報を活用した柔軟性のある提案力を発揮しているからだといっても過言ではないだろう。

オカフーズはこの他にも、新たに最大手のキャッシュ&キャリー専門店との取り引きを開始した。現在、イカとサバを中心とした開発商品を中国工場で加工するところまできている。店頭に並ぶまで、すでに秒読み段階だ。
一般スーパーの惣菜売場では商品のみが陳列されるので、オカフーズというブランドが認知されることは稀だ。しかし、キャッシュ&キャリーでは、ブランド名入りの箱やビニール包装ごと陳列されるため、意外な宣伝効果になるのだ。キャッシュ&キャリーは、今後も増加傾向にある。オカフーズはこれをチャンスとして捉え、意欲的にキャッシュ&キャリー向け商品を展開。メーカーとしての魅力と「ブランドイメージ」を強くアピールしていく。