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オカフーズでは、社員給食や病院給食向けの食材を扱う大手の給食会社の一括納品業務を担当している。これまで、この給食会社では、複数の食品メーカーから食材をバラバラに仕入れていた。散在するそうした仕入先を集約すると同時に、受発注をオンライン化。独自のインフラを構築することで安心・安全と安定供給、業務の効率化を進めている。
オカフーズが水産加工品の仕入先として指名された大きな要因として、首都圏において発注数量に合わせ加工・納品できる機能を有していること。さらに、衛生・品質管理体制が顧客の要求水準を満たすことができる唯一の仕入先だったことが挙げられる。大手メーカーの場合、大ロットで商品を動かせるが、柔軟な対応ができない。その点、オカフーズは対応力も管理体制もしっかりしており、コスト的にも顧客のニーズに合致したのだ。
とはいえ商品数は約500アイテム。しかも納品先の事業所は400ヶ所以上にのぼる。アイテムも鮭の皮と骨なし、皮付きで骨なしなど、事業所ごとにさまざまなオーダーが入る。事業所×約500アイテム、そして細かなオーダー。こうした課題をクリアするために顧客のインフラに対応した生産管理システムを開発する必要があった。

第一に取り組むべきは、リードタイムの短縮だった。例えば、夕方の4時にオーダーを受け、翌日の午後2時までに納品しなければならない。なおかつ夜間残業なしで。
そこでリードタイムの短縮を可能にする独自のシステムを開発した。それは、オンライン注文を受けた時点で、どの原料が何キロ必要になり、アイテム別の加工に何時間かかるのかということが瞬時に数値化される画期的なシステムだ。
システム化は、それだけではない。受注データをもとに事業所、魚種、加工形態、数量などが記載された納品ラベルを自動印刷。これに合わせて、加工や箱詰め、出荷まで対応する看板方式を採用し、製造工程の効率化を図った。その結果、加工から出荷まで約2時間で完了。仮にこの方式を採用しなければ、約3倍の時間と労力を要していたのだ。

顧客のニーズを満たした要因は、目に見えるこうしたシステムの構築だけにとどまらない。生産に携わる現場従業員の品質に対する意識についても、全員参加のQC活動の実践によってさらに向上した。従業員の意識改革という側面も、高次元な一括納品体制を実現するために欠かすことができない。
実際に他の仕入先も同様のシステムでスタートしたが、クレームとなる各種トラブルが発生したのだという。そんな中でオカフーズだけはトラブルもなく順調に運営していると高く評価されている。少量・多品種・短納期を実現するシステム機能と従業員の品質向上に対する意識がひとつになってはじめて、真の一括納品体制が可能になるのだ。
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